歯とガンの関係

健康な歯を保持している人を見てみると、皆さん、決まって健康な体であることがわかるのではないでしょうか。
これは、健康な歯で、食事を「よく噛んで」楽しんでいることに秘密があるようです。よく噛んで食事をすると、唾液の分泌が促進されるという結果の報告が多くあるようです。これは、どんな人間の体の仕組みにも共通していると言える部分であり、この「唾液」の分泌量が健康維持のポイントであると言えるのではないでしょうか。唾液には、「ペルオキシダーゼ」または「ラクトペルオキシダーゼ」と呼ばれる抗酸化酵素が含まれているとされ、この抗酸化酵素によって、食べ物に含まれている発ガン性物質の毒素を無力化し、ガンを予防してくれるといった働きがあると考えられているようです。

また、この消化酵素には、抗酸化作用もあると考えられており、ガンやそのほかの病気の原因であり、老化を進行させてしまう原因と言われている「体の酸化」を抑制してくれるという効果も期待されているようです。体が酸化してしまう原因は、主に「活性酸素」の存在によると言われており、この「活性酸素」を分解してくれる成分が、ペルオキシダーゼであるというわけです。

つまり、唾液には、ガンの原因になりうる活性酸素を無力化し、体の酸化を防ぎ、ガンを予防してくれる働きがあると言えるでしょう。よく噛んで食事を楽しみつつ、このように多くの良い作用を与えてくれる唾液の働きを余すことなく活用するためには、何をおいても歯を大切にすることが最重要と言えるでしょう。

定期的に歯医者さんに通い、健康で丈夫な歯を守っていけると良いのではないでしょうか。セルフケアの見直しも合わせて行えると良いでしょう。

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