入れ歯には、「総入れ歯」と「部分入れ歯」があることは、ご存じですか?
歯を失った際に、歯医者さんで、おそらく入れ歯についての説明を受けることとは思いますが、その前に、少しでも入れ歯に関する知識を持つことで歯の健康維持に結び付けられるよう入れ歯について考えてみたいと思います。
皆さんは、歯が無いということが、身体にどんな影響を及ぼすかご存じですか?
前歯が無くなった時には、誰しもが見た目を気にすることとは思いますが、奥歯を失った時に、見た目は、さほど変わらなくとも、皆さんの「噛む力」は、大幅に減少することとなります。また、歯が無い状態で過ごすことは、残った健康な歯に与える負担も考慮しなくてはなりません。入れ歯は、なんだか、ちょっと気が引ける、歯医者さんに相談するのが億劫だなどと、消極的に考えていると、あっという間に、健康な歯まで失ってしまうこともあります。歯は顔の一部ですが、歯が1本抜けただけで、人相が変わってしまう人がいるほど、皆さんのお顔を支える重要な任務を担っています。また、おしゃべり上手だった人が、歯が抜けたとたん、おしゃべりが下手になったなどという話もあります。歯が抜けたことで、息が漏れてしまい、活絶が悪くなった上に、歯の無い姿が原因で人前で、話すことが苦手になってしまったという経験談を話される方もいました。皆さんも人ごとではありません。歯の1本や2本と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、1本の歯から失うものは量り知れません。入れ歯は、大事な「噛む力」を回復してくれる味方なのです。